かさり、かさり森の中をひとりここは暗いね、黒いのは嫌だ白がいい、白いのは安心する胸元のスカーフをキュッと掴んで剣を抜くどこからか調子っぱずれな歌声と笑い声その中に見知った声を聞く――――陛下?駆け出して、飛び込んだ先には大勢の人、色、謎......