[そして、視線は再びナタリアの元へ。湖畔の別荘を入ってすぐのホールには、大きな時計が飾られている。それを作ったのが、ナタリアと聞いていた。見たことはあるが、年も離れている為か、それほど話した覚えはなく。今もまた、詳しい話を知らぬが故に“彼女があの時計を作った人か……”と、湖畔に佇む姿を見つめるのだった。]