― 湖畔の白浜 ―
御機嫌ようです。ナタリアさん。
[大した距離はない。すぐにナタリアの場所へは辿りつく。
笑って、くれていたから>>254。獣は単純なので。
真意は察することもなく、気がねない態度で声をかけた。
彼女の手にある砂時計、がチラ、と見える。
記憶が無くなったとはいえ、やはり、物は手放せないのだろうか。自分の腕の白銀色の時計も、星に照らされ。]
いまね、久々に会った友人と食事してたんです。
ナタリアさんも、良ければ食べませんか?
[ひとまずは、と。言って、彼女が拒むことが無ければ
近くに膝を曲げて屈み、彼女の目線に少し近づいて。
紙袋からまだほんの少し暖かいバケットから、一部をちぎって。
はい、とそれを手渡してみようと。*]