小さかった川が、たくさんの、
ほんとうにたくさんの川と混ざり合って、
溶け合って、時にはぶつかって、波やうねりにもなって、
濁りもいつかは飲み込んで、1つの流れになって。
とても大きな・・まるで、海みたい。
暖かく心地よく、それでいて熱くさせる不思議な温度。
この水だから集まって、広がって。
この水でしか生まれない景色が生まれて。
その景色がね、時間がね。わたしは素敵だと思うの。
わたしからはわからない事もぜんぶひっくるめて。
1287と名付けられた木が、こんなに大きく育って、
色あざやかな葉があり、色んな生き物がいるのも
その水が根の下に、流れているから。
わたしは、そう思っているの。