[生きていて人並みの縁は持っていた。
両親と妹、同じ職場で働く人たち。でもその職場は今この状態で――]
>>329
グミノさん、お待たせしてごめんなさい。珠緒さんは私もまだお見掛けしていないのですけど――。
[時間ギリギリまで巡回されるのでしょうか、と辺りを見渡す。]
グミノさんがどうされるかまでは私にはどうこう言えませんが……私は扉の向こうの世界に行ってみたいです!その先になにがあるかは分からないけど、
でも、グミノさんがいたらきっともっと楽しいと思う。
扉の向こう側で待ってるね。
[笑顔でグミノさんに手を振れたと思う。
彼がきてもこなくても、きっと私はその選択を尊重するだろう。
扉へ向かい、静かに歩を進めた――。]