― 湖畔の別荘 ―
[オーリとアーサーのやりとりを耳に挟む>>329>>333
『王子』といわれて一瞬固まるアーサーが、少し面白くて。
ふふ、と小さく笑い声が漏れる。]
アーサー王子の別荘、長いこと使われてなかったものね。
[青年をチラリと見ると、少しわざとらしく口にして]
場所をきちんと確認してから…ええと
身軽…。私じゃあダメだろうから…。
オリヴァー、あなたならどうかしら。かなり高いから、気をつけてもらわないといけないけれど…。
[この中で適任なのは彼だろうけど、屋根の上なんて大丈夫だろうか。
できるだけ安全なルートはないだろうか、そんな事を思いながら、屋敷の周りをぐるりと見た。*]