[それでも、きっとこれで良かったんだとおもう。自分の醜い部分は見せたくない。きっと助からない己を彼女に見せ続け、看取らせるよりも。――今、離れた方がずっといい。例え、この事で取り返しのつかない位に嫌いになられても。] ……? あれ?空が、暗い。 電気さっきまで、ついてなかったか?[汗を流しながら傍らのメアリーに問う。――メアリー?いるんだろう?なぁどうして。*] 君の顔、見えないんだ?真っ暗だ。