……。[一瞬の逡巡の後。メアリーの口から語られた言葉が胸に刺さる>>369嘘をつきとおして生きてきたのに。君の優しい言葉がそれを剥いでゆく。] なんで、そんなこと、いうかなぁ。 未練なんて、残したくないのに。[虚空に手が伸びる。かつて彼女の頭を撫でた時のように。其処に金色の頭はないというのに。何も見えない、何も感じない。唯、寒い虚無が支配する。それでも君の声が聞こえるならばまだ、神様もう少しだけ。持ってくれ意識。未だ伝えてないんだ。]