[幾千もの星が降り注ぐ光がいつまでも瞼から離れない。
夢見心地で宿屋へ帰るが、寝付けるはずもなく。少年のような心持ちで朝を待った。期待、焦燥、そして不安ーーこんな気持ちはいつ以来だろうか。
人々が動き出す音で朝を知る。
控えめなノックの音とともに顔を出したのは宿屋の主人であった。
私に来客らしい。はて。
果たしてそこにいたのは美しい青年だった。>>247
身なりから貴族であろう男は、艶かしい笑みを称えている。女ならば一瞬で骨抜きにされようが、爺にとっての印象は、胡散臭い。]
これはこれは!!
アーサー様!このような場でお会いできるとは至極光栄でございます!!