[はて。ぎくりと肩が跳ねたように見えたのは錯覚か。>>400
一拍おいて、いつものように滔々と流れ出す口上も
常より精彩を欠いているように聞こえる。
本当にどうしたのかしら。
手を取り、助け起こそうとしながら。
すぐこちらを把握したダンテとは逆に、
ピンときていない様子のチェスワフを見れば>>409]
あ。あー……そうか。ごめんなさい。
ちゃんと挨拶した時、あなたまだ赤ちゃんで……
[覚えてるはずが、と。続けようとしたのだけれど。
きらり、光った星の欠片が、ギラリと目を焼いて。>>419
引きつった音が喉から漏れ、思わずダンテの手を放し]