― 現在 ―
[驚かれた言葉そのもの>>424には流石にどれだけなめているのかと。
傍で聞いた口説き文句は星の数ほどあるというのに。
大きな耳で捉えた中で、「レディ」はその中でも、
歳をごまかせる体の良いフレーズだという事も、一応知っている。]
何年きみと一緒にいると思ってるんだよ…!
い、いや。じゃなくて、何ていうかこの子?この人?
幾つかよくわから――……ぇ、えっ、え……?
そ、その。なんか。ごめんなさい…。
[星をダンテに預ける瞬間の輝きだけで、
何故だか苦しげに、弱弱しくなっていく少女>>421。
また一人女性を苦しめて、なんてそういうものじゃない。
本能で、この光を彼女に見せてはいけないと悟り、
報酬の半分を受け取って>>424、すぐにポケットへとしまう。]