― 帰路 ―[来た道を引き返す。出かけてきた時は、それなりに体の調子が戻ったか、そう思っていたはずなのに、やっぱり調子が悪いのだろうか。とぼとぼと歩いている最中、先ほど会った自警団の彼女が目に入り>>436。あれ?巡回中とかなら、なんて少し考えたけれど。彼女もまた疲れている様子が見えて。流行り風邪かな、と思い込むことにして。]ヴィクトーリアさん。お疲れ様です。やっぱり、無理してませんか?[そうやって、声をかけながら近づいてみた。*]