月狼国

275 【誰歓】詩人狼村7th【ガチ】


夢ゆううつ セシリー

>>337
《燃え盛る炎》
繰り返される呪いの中で
時に鹿となり 時に白鳥となり 時に鴉となった
錆びない歯車 覆らないお約束 押し付けられた役割
いつだって哀れな木偶の坊
ほんとうのしあわせを見つけられないまま
右足は黒い羽根を踏み潰す
それを見つけたのは結局のところ
左足は黒い影を踏み締める
怖かった光源は鉄の口を開けたまま
黄の音が耳まで鳴り届き
緋の匂いが鼻をつく頃
橙の熱が肌を容赦なく撫でる

ああ、何故

暖かいグラデーションがこんなにも僕の顔を照らすのに
お前の瞳はそんなにも青く澄んでいるんだ

(569) 2019/10/12(Sat) 21:03:01

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