《聖マリアの花》咥え煙草の副流煙が眼に染みる頃合いあとちょっと楽しみたかった気もするけど待てないみたい真っ白なまんま泥に塗れる君を抱き上げる見上げる瞳はあの日のグラデーションチョコレートみたいだねって笑って耳元囁いた何度バラバラになってもいいよ一欠片だって余さず掬い上げるから蝶が見た憂鬱ならケイオスの楽園に棄てた海の底絡めた君の髪 透明な 水の色してた