月狼国

299 [誰歓]詩人狼村11th[ガチ]


慰問 アキヒト

《冬の追悼》

アパルトメントの一室で、
私はこれを書いている。

飲み慣れていない珈琲に、
大人になった気で書いている。

次の年賀は祝えないので、
代わりのつもりで書いている。

「ねえ、やっぱり寂しいよ」

慣れない部屋で、他人になって。

貴方がいなくなってから、
初めて声上げ泣きました。

そうまるで、親を亡くした幼子こどものように。

(768) 2021/03/03(Wed) 12:43:30

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