《果実》それは遠い日のおもいで思い出す度に胸いっぱいに広がって身や心に沁み渡る甘露記憶の中にあり、セピア色をした景色セピア色した景色の中でただそれだけがいまの私を彩る過ぎ去りし日々の中まだ来ないそれに恋焦がれている