《桃のセックス》モンスターフルーツが熟れるときわたしたちはぬるく欲張った水槽のなか今朝 蘇生の時間に10分遅れましたそれでもじゅくじゅく続く日々になにかしら、へんな名前をつけておなかがちぎれるくらい笑いたいラブハンドルのLだけ置き去りにひなびた側道に突っ込んだままずっと帰ってこないひとをそのお尻を撫ぜてあげたいのだけれど呼んでよ、すこしだけ、まちがって読んでよきがつかないきざしつづく苦痛のうえつくづく、わたしたちはへんなつくりでできている