《う》うだつの上がらない万年三位アルファベットやいろは歌なら後ろから数えた方が早い埋もれたまま平凡にやり過ごす筈だった字ん生奪われたすべて平賀源内のせい奴のプロデュースで俺は鰻のマスコット毎年一回俺の名前で飛ぶように鰻が売れる鰻屋の救世主とあがめられたそんな時代も今は昔絶滅寸前の鰻を獲り尽くさんとする悪魔の一文字と罵られる日々だが待ってくれ俺の名前なら梅でも牛でも馬でも良いだろうそうだ、源内の奴は讃岐の出じゃないかなんでうどんにしてくれなかったんだ!