《キャパシティー》僕は広大な公園に、ジョウロを持って立っている。足元埋める無数の鉢には、それぞれ違った植物が。これは球根、こっちは双葉、これなんてもう、大きな花が咲いている。どんどんどんどん、水をあげよう。あげれる分だけ、いくらでもあげよう。「あーあ、根腐れしちゃったね」困ったように笑う神様は、知らない言葉を呟いた。