月狼国

299 [誰歓]詩人狼村11th[ガチ]


爪痕 ハグ

《じゅっしーべるとのこいぶみ》

雨の止まない灰色の街で
叶えられることなんて何もないから
君と僕 たったひとつきりの約束をしよう

次の晴れた日にふたり
一番高い建物のてっぺんで
手を繋いで詩をうたうんだ

それまではこの
金色の傘刺して待っててごらん
未だに見えぬ太陽になぞらえて

僕たちのお墓石棺
ついぞ出来上がることはなかったから
僕は手ぶらで散歩に行くよ

あの日 きのこ雲のソテーを
たらふく食ったから腹ごなしにね

(1478) 2021/03/04(Thu) 21:07:13

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