― オマケ・舞台裏 ―
[雪が服の隙間に入り込んで溶けて冷たい。
これは風邪を引くと急ぎ着替えをもらいに行くと
タキシードとドレスを作ってくれた衣装班の女性に捕まった。]
『しぃちゃんには大人用着れなかったので余ってたんです。
雪を被ったならちょうどいいですね!』
[何がちょうどいいのでしょう。
もう出し物はしないんです。
かつらは要りません。メイクも要りませんから。]
…………。
[新年会後半戦。
水色のドレスを着て冷気を漂わせていそうな笑みと共に
舞台を眺める柊の姿があったとかなかったとか。]