__「ねぇー、そこの君?」見上げると、そこには敵国の王がいた。敵の総大将が何故ここに?そう思う間もなく声が掛かった。「それ、いらないんなら頂戴?」「……は?」そう言った瞬間、槍の柄で頭部を殴られた。突然のことに回避も出来ず、俺は気を失った。気が付くとそこは敵の王宮。そこには王妃らしき人物が立っていた。王妃「あら、お帰りなさい……ってその騎士は?」王「拾った!!」王妃「はぁ!?」俺「(……俺は犬か。)」王の第一印象は「何か子供っぽい奴」だった。__