― ぼうけんしゃオーリのとある話 ―
[『きれいなものを見せてくれる。』
そうして、ダンテにはおしえてもらってけれど。
ぼくはそれより、このじじいの話の方がすきだった。
>>-1945アーサーが、せがんで教えてくれた、
とある、星明かりの下の狼のはなし。>>2:237
このじじいは、わざわざその狼に会いに行って、
怖い思いをしながらもかえってきたのだという。
それでめでたしなら、このじじいはやっぱりつよいなって。
それはいい、それはよかったんだ。]
なー。
その「狼」は結局どうなったの?
[還り灯も打ち上げおわったあと。
じじいの裾をひっぱって、ぼくは、さらにその続きをせがんだ。]