135 【クトゥルフTRPG風RP村】深淵を臨む町
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10人目、長髪の男 ヘクター がやってきました。
長髪の男 ヘクター
[車窓のすき間から涼しい風の吹き抜ける町、レクリア。
避暑地として売り出しているだけあって、居心地の良さそうなのどかな町だ。]
こんな所で本当にあんなものが見つかったのか…？
[そう、この車の運転手は呟く。しかしわざわざ休暇を取り、ホテルの予約までしてしまったのだ、今更後には引けない。
それに例え何も見つからなかったとしても、ここでしばらく羽を伸ばすのも悪くない…。
そんな事を考えながら、車を駐車場に駐め、ホテルのフロントにチェックインを済ませに向かう。]
[フロントの中へと入り、ホテルの支配人と思しき人物に話かける。]
すみません、406号室に予約していたヘクター・バルフォアと言うものですが。
長髪の男 ヘクター
[チェックインを済ませ、荷物も部屋へと運び込んだ。
やっと一息つけると思った途端、長時間慣れない道を走ったからか、疲労がどっと押し寄せる。そして、同時にこう思った。]
甘いものが食べたい…
[いつもは職場に常備している菓子類も手元には無い。仕方なく貴重品類をポケットに入れて、下に降りて買いに行く事にした。]
長髪の男 ヘクター
[フロントまで戻ってきて、辺りを見回すと、まず制服を着た婦警が男と話しているのが目に留まる。
警察官がホテルに訪れるとは、何かあったのだろうか。それとも、別の用事があってここに滞在しているのだろうか。
他にも、かなり大柄な男性、和服の女性、ロザリオを首に下げた男性が目に印象に残った。]
[随分色んな人がいるのだな…と思いながら、売店でチョコレートバーを数本と地方の新聞を購入し、ラウンジでコーヒーを注文した後、ソファーに腰かけて読み始めた。]
長髪の男 ヘクター
[長髪の男が眉を顰めながら新聞を読み終える。そこにあるべきものが、その新聞には載っていないのだ。
本当にあの情報は事実なのか？などと訝しげに呟いて、男は自分の部屋へと戻っていった]**
長髪の男 ヘクター
[406号室にて、情報が思った以上に集まらず苛立っている男が一人。
有力な情報先はあらかた潰してしまった、残りはかなり遠回りな所しか候補が残っていない…。
苛立ちに任せてチョコレートバーを手に取ろうとしたが、目に留まった壁掛け時計は、もう夕食の時刻を指していた。
調査の進まなさがより一層男を苛立たせたが、眉間を指で抑え、深呼吸をして、少し冷静さを取り戻したようだ。]
今日はもう終わりにするか…今の状態では埒が明かない。
[男はため息混じりにそう呟くと、一階のホールへと降りていった。]
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