29 【ＲＰ村】魔王主催のクリスマス
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宿屋の息子 ヘルムート
[ポロンと最後の一鳴らし。
宴の終焉を予感させるそれに、少し寂しく微笑んで。]
やぁ、もうそろそろお開きかい？
酔いも回って、せっかく楽しくなってきたのに。
ちょっと、残念だけど。
[帰り支度を始める面々を見れば、宿を出るまで見送るだろう。]
飛行士 パトリック
あれ？この袋……
[その袋を受け取った瞬間。頭の中を雷が駆け巡る。
"今度は魔王城にも遊びにきてね！"
"いつか、こんな物語の主人公達に、出会えるといいね。"
頭を駆け巡る、幾多もの言葉。]
あ……。
やっぱり、やっぱり夢じゃなかったんだ！
クリスマスパーティ、魔王とその部下たちと一緒に。
それで、俺がグラスに火を付けちゃって……。
[酔ってたのが嘘の様だ。
次々と記憶が深いところから沸き上がってくる。]
飛行士 パトリック
[袋の中身を取り出すと、それは小さなスノーグローブ。
一見普通のものに見えるが、それは普通とはかけ離れていて。
――それでも、素敵なものだ。
そう、自分が参加したパーティと全く一緒の代物だと感じた。]
……うん、ありがとう。
大事にするね。
[その声は、風に消える。]
暗黒騎士 ローレンツ
[ヘルムートの奏でる調べ>>75>>76は
複雑な表情を浮かべてしまったかもしれないが、
演奏が終われば、拍手で労っただろう。
傍らの小さき友はどんな様子できいていただろう。
後々ネタにされなければよいが*]
飛行士 パトリック
[ドアを開け、外に出る。
雪に覆われた庭。佇むのは一本の木。
冷たい空気が、くすぐったい。
……楽しかったなあ、みんなで喋ったり、魔法を使ってみたり……。
そう考えるやいなや徐に右手を振り上げる。]
風よ、風よ、巻き起これ！
冷たい北風、連れてこい！
[そう言って、木に向かって手を向けると……]
宿屋の息子 ヘルムート
―メリリースをお見送り―
ふふふ。楽しめたなら何より！
僕も、とても素敵な時間を過ごせて嬉しかったよ。
久々に、昔に戻ったみたいで、本当に楽しかった。
また、いつでもおいで。
料理もドリンクも教えてあげるから。
[クスクスと笑いかけて。]
来年も、再来年も。
うちでパーティーを開くといいよ。
僕らはいつだって大歓迎さ！
もちろんお言葉に甘えて、
君のところにも、お邪魔しに行くつもりだけどね。
飛行士 パトリック
[びゅおおっっ！！
急に突風が吹き、帽子を落としそうになる。
慌てて左手で頭を抑え、驚愕の表情。
まさか。
これってまさか……]
……いや、まさか、ね？
[そう、悪戯っぽく笑うのだった**]
【独】 人形師 マルセイユ
/*
[鳩のぬいぐるみが滑り込みスライディング]
エンドロル沢山きてる！わぁわぁ！
後で楽しく読ませてもらうのだわ！
……と、なんとか一撃だけ。
お疲れ様でしたー！
宿屋の息子 ヘルムート
[ツインテールの少女が立ち去る間際。
そっと屈み込んで、その小さな身体を抱きしめよう。]
来年、再来年と言わず。
僕が死ぬまでずっとずっと、来るといい。
君の人生はまだまだ、長いだろうけれど。
その中の僅かな時間でも、一緒にいられることを光栄に思うよ。
―――可愛い可愛い、僕のメリーさん。
[右の魔眼がきゅるりと動いて。
君の正体を知っていたよと物語る。]
じゃあね！…また、来年。
[そうして何事もなかったかのように、メリリースを見送った]*
【独】 魔王 メリリース
/*
エンドロールがいっぱいだー！
村の終わりはいつもしんみり名残惜しい。
そろそろ中身でご挨拶を。
ノリと勢いで作って建てた村でしたが、
皆様にご参加いただけて本当に嬉しく思います。
にやにやとわくわくがずっと止まりませんでした。
素敵な村をありがとうございます。
来年もどこかでお会いしましたら、
その時はまた、よろしくお願いします。
お疲れさまでした！
宿屋の息子 ヘルムート
―とある晴れた日に―
[コンコン、とノックの音に、いつものように返事をすれば。
訪ねて来たのは、見覚えのある姿――>>41]
マルセイユ！
もちろん、覚えてるさ！
……でも少し、びっくりしたけどね。
[記憶にあるより、ずっと大きな人形師の姿に。
僅か目を瞠ってから、満面の笑みを浮かべて答える]
【独】 飛行士 パトリック
/*
わーいありがとうございました！
まったり村に釣られました、moumoureenaですっ。
みんなのロール楽しく見てましたよー
またどこかで！
情報屋 ソランジュ
― 宴の終わりそして ―
ふふ、ふ。楽しい時間はいつもあっという間っすねー。
[鐘の音を聞いて帰路に着く人々を見送りながら呟いた声音は。存外気持ちがこもってしまっていて。おっと、と口を抑える。]
本日は大変楽しかったっすー。
プレゼントまで…ありがとっす！
んー…。そうっすねー。永く生きるとお人形とか好きになるもんなんっすかね。
千年も、永く生きると。ぬいぐるみ好きなメリリースちゃんみたいに。
[宴の主催者の声>>56にはにんまりと笑う。視線の先は同じく千年を生きるベニアオイである。
自身のではなく、欲しがっていた彼女の情報を落とす、のらりくらりの姿勢を貫いて。ではまたー！と宿屋に残る面々に手を振り、会場を後にした。
そして―]
ふふ、ふ。
腕利きの情報屋さんがいるからっすねー。
[後日。情報屋【chronicle】で何時も通りにんまり笑みを浮かべる店主が小さな少女を羊のぬいぐるみと共に出迎える。
そのカウンターの上には、落ちる花びらの最後の一片が種になるという摩訶不思議なコスモスの鉢植えがクリスマスの日から置かれていた。**]
宿屋の息子 ヘルムート
そっか。これも『魔法』の賜物なんだね。
[眩しい物でも見るように、少し目を眇めて。
右眼に映ったあの日の人形――否、小さなレディを思い返す。]
君の、本当の姿。
あの日の君はまさに、ありのままで僕の前にいたわけだ。
でも、会いに来てくれてありがとう。
まさかこんな形で再会できるとは、思ってもみなかったよ！
[手渡された時計を、物珍しげに手に取って。]
魔王 メリリース
終わっちゃったー。
[白む空を見ながら零す声は寂しさを含む。
あんなに楽しかった時間は、泡が弾けるように一瞬だった。
深く吐いた息は、白く空中を漂い。
高くなる太陽をしばらくじっと見つめ――]
うん。またやろーっと！
[楽しかったならまたの機会を。
頭の中ですでに次の計画を練りながらも、
昨夜を思い出にするにはまだ早い、と。
宴の残滓を逃さないように、大きく息を吸って、帰路へ。*]
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