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[藍染が触れている部分を口にするのが恥ずかしくて、歯で噛みちぎってしまったのだが、その食べ残しを彼が口にした(>>44)のを見て鼓動が跳ね、頬がじわりと染まる。
だって食べかけだ。藍染の口に、自分の。]
プレゼントは、僕がもらってるほうでしょ。
へんなの、藍染さん。ほら、水飲んで。
[くすくす笑いながら、緊張をほぐしたくていつもよりちょっぴり多めに酒を飲みつつも、酔っぱらった彼の世話を焼く。
へたで二人きりなら、堂々と世話が焼ける。
それを口実に彼の近くに座ったり、背中をさすったりできる。
ほとんどの食べ物は半分にしたけれど、藍染がゼリーだけ一人で食べた(>>45)のは分けにくいものだったからだろうか。それとも実は好きなのかな、そうだといい。]
もうこのへんにしよう?
ありがとう、藍染さん。
[グラスを掴む藍染の手元が怪しかったから、手でつかんで止める。
手が重なったのにドキドキしながら、いつもならそこで止まるだろうけどうっかり飲みすぎたせいなのか、手はそのまま彼の肘の方まで這わされて、数秒指を腕に絡めてから慌ててひっこめた。
何気ない様子を装いつつ彼から酒を、自分を引き離す。]
楽しかった。……すごく。
歩ける? 送っていこうか?
[距離にしたら何歩かだけだ。
それでも一緒にいたかったから、ふだんよりちょっとだけ大胆になった勢いにまかせて彼の手を引きながら部屋まで送り届けた。]
――数か月前の話――
[昔から甘やかしてもらうのは得意だった。
何かを頼むのも、上手くやり過ごすのも、周囲の顔色をうかがいながら何がどこまで許されるのか計るのも、たやすいことだった。
さほど苦労したこともなくて、周囲に助けてもらううちになんとなくうまくいっていて、就職して社会人になっても、これまでと同じだと思っていた。
そんな生き方をしていたので、ちらりと見かけた隣人がぐでんぐでんに酔っぱらって倒れていた時も、誰か呼んでこようと思っただけだったんだ。
しゃがみ込んで顔をつついたのは、いつもはぴしっとスーツを着て会社にいっている先輩が、ふだん見せない姿を見せているという好奇心からだった。]
[ふにゃって笑ったのが面白くて、気まぐれで介抱することにした。
世話を焼かれている時とは違って、思い通りにならなくて、水やゼリーを上げたらおいしそうに笑顔で食べてくれた姿に、どきどきした。
力の入らない体に手を貸して、握った手の熱さにこっちの体も熱くなったんだ。
――彼の世話を焼くのはとても楽しかった。
藍染が「特別」なんだって自覚するのにはそれほど時間はかからなかったが、意識してしまうと後輩らしい距離感でかかわることも、他の人へのようにうまく甘えることもできなくて。
彼が酔いつぶれた時に少しでも世話を焼くのが、自分にできた精一杯だった。*]
――連休二日目――
[部屋はわざとゆっくり片付けて、寝支度を整えてからも「今日」が終わるのがもったいなくってなかなか眠れなかった。
彼が買ってきてくれたものをスマフォで検索して、一つ一つブックマークして、それを食べていた時の彼の反応を思い出しながら、幸せな眠りにつく。]
あさ、かあ。
藍染さんは、……ちゃんと起きれたかな。
[少なくとも自分よりは飲んでいただろうし、ブランデーは度数も高い。
耳を澄ませても二つ隣じゃさすがに何も聞こえない。
またコンビニへ行って何か買ってこようと決めて、シャツとジーンズに着替えて部屋を出た。]
[いい歳をした大人が先輩にべったりなんて、
普通に考えておかしいじゃないか。
図々しさを局地的に発揮しながら、自制が効くギリギリを見定めて行動するようになって年単位も経てば、距離の取り方も覚えてくる。
表情を表に出さない顔の皮もずいぶん厚くなったものだ。
最初の頃は犬飼と呼んでいたのが、いつしか「わんこ」呼びになり。
それだけ親しみを覚えてくれているんだと嬉しい反面、俺は愛玩動物じゃないよって言いたくなる時もあって。
にこにこ笑いながらその下に、いつだって牙を隠してる。**]
草むしり……マジでお疲れ様のやつだネ。
お、ナス。わんこ食べたの?
[寄せられた天ぷら(そうめんに合わせるなんて贅沢だ)
遠慮なく箸を伸ばすとめんつゆと相まって美味い。
マリネにも箸を伸ばしたりとあれこれ摘みつつ、
少し日焼けしただろうか?
わんこの顔を見て、目を細めた。]
共犯、いいね。
そー言ってくれるから、誘いやすいよ。
[首筋を流れる汗が、妙に、色っぽくて。
ワインを飲みながらちらりと唇を舌で湿らせる。
舐めたらしょっぱいのかな、アレは。]
[例えば吸血鬼のように、うなじに噛み付いて血を啜る。
他のモンスターでもいい。
そういう衝動が俺の中には確かに有って、
ただ対象になるのは一人だけなのだけど。
飲んでいるのがワインの所為なのもあるだろう、
女性じゃないのに、だから?肌に歯を突き立てて……
――――して、しまいたい。]
あーそだ、そうめんなら日本酒のが良かったよね。
食べちゃったからアレだけど。
[犬なのはどっちだろう?]
――9階――
[早割の時期は過ぎたとはいえ、まだたくさんの人で賑わうギフトセンターには品物も驚くほど置いてあった。]
え、俺?
贈り先の家族構成とかにもよるんじゃないんすか?
[まさか自分の好みの探りを入れられているとは思わず、真面目にアドバイスをしようとする。]
ハズレがないのは洗剤だと思うけど――あ、ヨックモック。俺これ好き。
[うろうろと見本を見ながら好きな店のクッキーに目を輝かせたり。
ゼリーやジュースを見て、値段に驚いたり。
実家にはどんな物が届いていたか。
被らないように考えるのも大切なのだと思った。]
クロさんなら肉っすか?
好きっすよね?肉。
このハムとソーセージの詰め合わせとか貰ったら嬉しいんじゃないすか?
[噛んだら良い音がしそうな太いソーセージと分厚いハムが入った箱を指さした。
勿論これは「探り」である。]
やっぱり汗臭いですか?
腹減ってシャワー後回しにしちゃったんで……
[巡さんの視線が、髪を束ねているせいで剥き出しになった首筋に向いているのに気付いて。
肌を滑る汗の感触に襟を引っ張って拭った。
今からでもシャワーを浴びてこようか。
けど、そうしたらこの会がお開きになってしまわないだろうか。]
何飲んでも美味いし、いいんですよ。
日本酒っていうなら例のシャーベットありましたよね。
[複数で飲む場も嫌いじゃないが、二人の空間は烏の行水の合間も惜しくて。
昼間から日本酒はさすがに動けなくなりそうだけど、これなら軽くつまめそうか。]
へー、「デート(買い出し)」かな。
わんこも、どこか出掛けたい?
[昨日似たような事(買い出しの方)をしたから、
今日出かけるとしたらどんな理由を付けたら良いのか。]
いや、なんか日焼けかな?って。
いつもより赤い気がする、ヒリヒリしないの?
汗くさい感じはしてないけど。
[いつも見ていた事は内緒なのだけど、
ついでに触る機会でもあるだろうか。
ゆっくりと手を伸ばして、いつもは髪に隠れる其処へ。]
あー、日本酒会やる?
また昼間から飲んだくれる事になるよ。
もう手遅れなのは目を瞑って。
[アルコールでしか、わんこを引き止められないから
こんなしょーもない理由で捕まえておこうとする。
いっそ隣に居てよと、お願いできればいいのに。]
やっぱり。
おかずにもなるしツマミにもなるし、肉おすすめっすよ。
普段自分じゃ買わねぇもんなーこんな上等なの。
[黒峰が肉好きなのは、よく買って帰る(そして小柴がタカる)総菜のラインナップから知れた。
予想通りテンションが上がった様子>>62が何だか可愛くて、クスクス笑ってしまう。]
あー、この時期アイスも良いっすね。確かに。
俺は実家は肉にしよっかな。
このカードを持って、並べば良いんですっけ?
[見本の横に置いてある小さな紙を気づかれないようにそっと「2枚」取る。]
ちょっと行って来ますんで、悩んでて良いですよー。
[1枚の贈り先はサプライズにしたいから、バレる訳にいかない。
そそくさと待機列に足を向けた。*]
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