135 【クトゥルフTRPG風RP村】深淵を臨む町
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狂信者 ノーヴァ は 狂信者 ノーヴァ の前に死神のカードを置いた。
メイド アンネ は 狂信者 ノーヴァ の前に死神のカードを置いた。
大柄な男 ゲン は 狂信者 ノーヴァ の前に死神のカードを置いた。
婦警 レーティス は 狂信者 ノーヴァ の前に死神のカードを置いた。
神父 チェスワフ は 狂信者 ノーヴァ の前に死神のカードを置いた。
傾国 カオルコ は 狂信者 ノーヴァ の前に死神のカードを置いた。
監察医 ダンテ は 狂信者 ノーヴァ の前に死神のカードを置いた。
サイコセラピスト シロタエ は 狂信者 ノーヴァ の前に死神のカードを置いた。
探偵 ジンジャー は 狂信者 ノーヴァ の前に死神のカードを置いた。
狂信者 ノーヴァ の命が儚く散った。
今朝は全員の姿が確認出来た。
昨夜は何も起こらなかったのだろうか……？
朝陽と共に、夜の支配は終わった。
だが、それは新たなる悪夢の始まりである――。
監察医 ダンテ
[湖の側に倒れている男二人を一瞥する。
それ以外は血まみれの刀を持った男も、ナイフを手に怒る女性にも目をくれず。]
レーティス君が倒したのかなおっさんを投げたところまでは見てたよすごいね君あんなこと出来たなんて実は前から君のことが好きだったんだでもあんな勇敢な姿を見たら俺は自分の気持ちを抑えられなくなりそうでとても辛い
いっそ永遠に諦めさせてほしいなこのナイフで俺の心臓をひと突きするとかね
ところでこの二人は死んじゃったのかな？死んじゃったの？君に殺されるなんてずるいよ俺も殺されたい
[本気なのかそうではないのか。
レーティスに走り寄って早口で言い放つ。]
監察医 ダンテ
[狂人のような言葉を紡ぎつつも、手元はいつも通り手際よく。
むしろ普段より鮮やかな治療だった。
支配人が息を吹き返したなら、その顔を見つめて満足そうに笑う。]
よかった レーティスの手が 経歴が あんたみたいなゴミを殺したことで汚れなくてよかったよあははははははは──
[実際支配人を殺ったのは婦警ではなかったかもしれないが、レーティスが拳銃を撃っているところはしっかり見ていたのだ。
手当ての最中、何故か銃創ではなく刀傷があることで違和感には気づくかもしれない。]
監察医 ダンテ
……あ。
[ゲンが今し方手当をした支配人を殺すのを見れば、小さく声を上げた。]
殺しちゃったのか。
[少しだけ。恨みと後悔の籠もった声。
どんな人間でも、生きれいれば更生の機会はあったかもしれないのに――
俯いてその言葉は飲み込んだ。]
監察医 ダンテ
[ホテルへ向かいながら。
ポケットの中、曲がったヘアピンに触れる。
こっそりお守り代わりにしていたのは、レーティスには内緒だ。
生きて帰れるのはこれのお陰かも――なんて。]
借りたヘアピン、ピッキングするのに曲げちゃったから弁償する。
あとで一緒に選びに行ってくれるかな。こういうのがどこに売ってるかさえ知らないから。
ほんとはペアピンより渡したいものがあるんだけどさ……っ。
[最後の言葉は酷い早口で、言い切った後俯いた。
少しだけ髪の隙間から見える耳が、赤みを帯びていたかもしれない。]*
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