76 【完全RP】輪廻の果てに
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植物学者 オルテンシア
[ けれども、口にした言葉は―――。]
早く、収束させないといけない…わね。
無事に明日が来るように。
未来へと続くように。
[ 続いた未来の先。共に歩いても、恐らくは交わることはない二つの道。
それでも、終わりが来るよりはいいから。
せっかくみつけた温もりを失いたくわないから。
うまく笑えていたかはわからない。
それでもにこり笑って、言葉を紡いだ時だっただろうか。
セラからの通信が入ったのは>>2:338>>2:339]
私は、アンネのサポート。
……いそがしくなるわね。
[ けれどもそれは皆同じこと、形は違えども同じように闘っている。
ただひとつ、心に残るのは。]
薬学研究者 アンネ
［毎日、薬物研究所で薬の調合を行っている。
ヘクターさんにお願いして、研究室を真空状態にしてもらい、一度滅菌してもらったのだったか。
オルテンシアさん頼んで増殖してもらった生薬達を活用して>>17、解熱薬や、鎮静剤、精神安定薬などを調合する。ほぼ毎日、たくさんの生薬を持ってきてくれるので、かなり助かっている。
しかし、治療薬の方と言えば、良い成果は得られていない。
ウィルスが正体不明なのだ。どの研究資料にも載っていない、新種。
対策が分からない以上、色んな組み合わせの薬を調合して……。今は作っているのは、何作目だろうか。
それにしても、半日も持たない体力。活動時間までも、かなり制限されている。発症しているから、当たり前なのだが。元気な時は、一晩夜を明かしても問題なかったのに。もどかしい。でも、それをすると、セラちゃんに凄い剣幕で叱られたのだった。もう、随分前の話だ。］
地質学者 ハールーン
[やるべきことを分担して動いているから、あの日からスイ＝レーンと二人になることは中々ない。いそがしくなるわね、と彼女がいった通りになっている。>>17
自室に帰ればすべてを忘れるように眠りにつく毎日。
オーレンが発症したような風だったが、死んでいった３人ほど進行は早くない。なんとか抗ウィルス薬が間に合えば、若しくは————。
その可能性に懸けて、不眠不休でリン＝ドゥは活動している。
あのままじゃ身体がもたないだろうと、専らみんなで心配しているところだ。]
(けれど、止まっていたくないんだろうな…)
[その気持ちも痛いほどわかるから。
———ふと視線を机の上にやれば、そこには紫の花]
…ライラック…
[彼女の唇が象った言葉を、ぽつりと呟く。>>18
生きている。
眠りに就く前、今一度感じながら、男は目を閉じた。]
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