3日目 / 76 【完全RP】輪廻の果てに

76 【完全RP】輪廻の果てに

星月夜シュテン

[オルテンシアやメアリーはどうしていただろうか。
どちらかが薬を持って行くと手を上げればそれを見送るし、そうでなければ共にアンネの命をつなぎとめようと。
メアリーがいれば、時折指示を仰いだりもしただろう。
アンネの看病をしていたのは彼女だし、メアリーの方がアンネの身体をよく知っているはずだから。

人工呼吸器を取り付けても、それでもモニターの数値は一向に良くならない。
数値を伝えるテレパシーが、もしかしたらここにいないハールーン達にも漏れていたかもしれなかった。

>>136アンネが夢見るように呟いた言葉を、不意に頭の中で反芻しては。]

　……飲めるよ。
　セラが起きてきて、アンネが元気になったら、そうしよう？

[嘘。ほんとは出来ないって知ってる。
だって、いない。メリッサもニケもセトも、いないから。]

(151) 2015/09/12(Sat) 00:33:21

薬学研究者アンネ

［本当は、そんな事出来ない。本当は分かってる。
でも、シュテンさんが、なんでもない私の言葉にかえしてくれた>>151］

…へへ……。私、美味しいお茶を……淹れます…。

あるんです……私の部屋の、机の……引き出しに、
み、皆さんで……ケホッ……飲もうと思ってた……ハーブの……

［さも、これからお茶会をひらくような調子で。
でも、声がカスカスだ。

改良に改良を重ねた、アンネのスペシャルブレンド。メリッサさんも、一緒に考えてくれた、ハーブのブレンド。

皆さんと、飲もうと思っていたのに。］

(158) 2015/09/12(Sat) 01:12:32

観測者メアリー

[出来るだけのことをする。
そう最後に呟いたのはセラに届いただろうか。

皆まで伝わらなくとも、アンネを大事に思っている彼女なら。
きっと、アンネの"今"のために来てくれる。

わたしに出来るのはシュテンとオルテンシアと協力して
アンネの命をこの場所へ繋ぎ止めようとすることだけ。
モニターへ目を落とし続けるシュテンへ請われた通りに
ときには足りない知識を埋めてもらうように、指示を。

氷嚢>>110を切らさないようにしながら
点滴の種類の指示をシュテンに聞き、行って
気道の確保はシュテン>>151へ任せ、
時々途切れがちになるアンネの言葉>>136を拾いながら]

(163) 2015/09/12(Sat) 01:25:17

観測者メアリー

　…わたし、寝付きが悪いってセラに相談しに行ったらね
　あなたのお茶を勧められたのよ、アンネ。

　寝る前にあなたにお茶を淹れてもらったらよく眠れるって
　まだ、試していないもの。だから、――だから、

[また、みんなでお茶を飲みましょう。
"みんな"はもう叶わないけど、せめて、あなたは。]

　どうか、…生きて。

[誰へとも分からない懇願。
現実はとても非情に、数値の低下>>151を以て、
死神の息吹がアンネへ吹き付けていることを報せてくる。]

(164) 2015/09/12(Sat) 01:25:19

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