北天黒騎士 ヴェーチェル

彼が率いていた団は異変にいち早く気付き、応戦。
その団の人数はおよそ40人ほどという僅かな人数であった。
しかし彼の率いた団は強かった。犠牲者を誰一人出さず、騎士団を潰したという伝説の騎士だ。
俺がその伝説を実際に目の当たりのしたのは5歳の頃であったな……
その明くる日から、ロバート殿に弟子入りのお願いをした。
彼は温厚であった。まだ幼い私を団に入れてくださり、特訓漬けの日々が続いた……毎日、稽古、稽古、辛かったが今では良き思い出だ……
毎日稽古をし、俺はその団の4番手を打ち破るほどの能力を得た。しかし彼は俺を一度も戦には出さなかった……
そして7歳になり、俺は独立し、自分の隊を率いることとなった。
その頃、あの戦乱は起きた………西の国、貴様らとの大衝突。
俺は7歳にして、自分の隊を率いて戦に出陣することになった。
共に攻めこんだのは、そう、ロバート師匠。