《少年》碧色の水に群れて浮かぶ赤と黒の色、乱れて廻る「井戸でお茶が冷えてるよ」濡れ縁でずっとむき出しだった腕が痛い通り過ぎる雨の中に浮かぶ白と黒の傘、ふたつが並ぶ「もう日は暮れてるよ」帰り道ずっとむき出しだった胸が痛い