常盤

……自分は、どーする、ッスかねえ……
[ひっそりと目を伏せ]
真っ当な経歴持ってねーんで、普通の場所に勤めるのも、ほんとは厳しー、ッスよ。
こんな所にいたくらい、ッスから。
一応。自分だけなら、多分査問は抜けられるとは思う、ッスけど……
[身の振り方など、全く決めていなかった。本気で死んでいると思ったのに、生き残ってしまったのだから。
望んでくれた彼女と、そして妙に気の合う彼を折角ならこれからに誘いたい気持ちはある。

だが、次のことは全く考えてないというのが現状で。……なにより、未だ心を持ち直しきれていない出来立ての相棒のことを考えると、もとより出来が良いわけでもない頭はぷすぷすと音を立てて止まってしまう]

常盤

>>135さぐもろー
え。寺生まれって、みんなあんな感じじゃ、ねーん、ッス？

脳髄を軸にしてるなら、知識や思考能力が衰えてるとは思いづらい、ッスね。多分その辺も大丈夫だとは思う、ッスけど……むしろ？
[どこか思いつめたような様子に首を傾げる]

さぐもろーにはねーん、ッスか。欲。
……あのヒト、力が無ければ絶望するだけで終わったのに、って思わなくはねー、ッスよ。自分は。
成し遂げられて「しまう」のは止まれる事が出来ねー不幸を背負ってる……なんて、勝手な言い分、ッスかね。向こうにしたら。

まあ……さぐもろーが生きてるって思うんなら、生きてるん、ッスかね。
[あれ、とふと思い返す。死者との関係は進まない。だが、この場合はどうなのだろうか。一人相撲なのか、きちんと相互関係なのか]

常盤

>>136
頑張った結果、沢山殺した、ッスけどね。
[僅かな自嘲。自分が指揮をとらなければ掬えた命はあったはずだった]

自分だけなら、いーん、ッスよ。
けど……蓬莱サンは、多分難しい、ッス。
[戸籍が無い。そもそもがこの事態の元凶によって生み出された『実験成果』だ。査問会に感付かれれば、どうなるかなど目に見えている]

……まずは、本人が立ち直れるかどーか、ッスけど。

常盤

>>137煌サン
[乞う様な目と、ノイズ交じりの小さな音声に嘆息する。自分は別に素直でもなんでもない、人殺しではあるけれど、進んでヒトを殺したいわけでもない。優しくもないし、強くも無い。だから彼女には現実を突きつけるしか、出来ない]

消えたくなった時が来たら、その時に探せばいー、ッスよ。消える方法を。
時間はたっぷりある、ッス。
けど、少なくとも今は消える理由なんてねー、ッスよね。
……自分は期待される程優しくもねーし、煌サンをもっかい殺すなんて、責任は負わせねーでほしー、ッス。

例えば、夢とか……そゆの、ねー、ッス？

常盤

──蓬莱サン、凛々華サン？

[そびえ立つ、192cm]

常盤

>>182
ハイ、まー心配することもねー、ッスから。
そりゃもうよく眠れた、ッスけど。
懐に武器隠してるのは敵対宣言でいー、ッスか。
[ぐるりと肩を回している無表情]

常盤

>>184
蓬莱サン。
自分、警備員、ッスよ。
……誤魔化せると思ってる、ッス？

常盤

>>186>>187
[しかし無慈悲、しっかり受け身はとれるように注意はしつつ腕をとって綺麗に投げ飛ばした]

常盤

[彼女>>139と共に見守った彼はしっかりと立ち直った>>148>>149>>150。……その泣き癖はきっと彼『らしさ』の１つになるのだろう。
悪戯をしては投げ飛ばされても>>189懲りずに楽しそうにしている姿は、確かに『生きて』いるもので]

──蓬莱サン。蓬莱サンは、これからどうする、ッス？

[これからを決めるのは、彼自身だ。彼の意志だ。自分はそれに着いて行こうと、ただそれだけを決めている。
──土台面倒くさがりなので、自分で決めたくないというのが本音とは言わないで置こう]

常盤

[それから凛々華へ一度視線をやり、煌>>157に向き直る]

……オレは、蓬莱サンの行くところにとりあえずついてこーと思う、ッス。
凛々華サン。煌サン。
消える理由がねーなら、オレ達を知りてー、っていうなら。
一緒に、来ねー、ッスか？

[消え方をつらつらと並べ立てて、自分をからかおうとしてくる女性は。怯えて途方に暮れている少女のようにも見えた。>>157>>158>>159
真摯に向き合い願いを届ける少女の姿は、戸惑いながらもやっと手に入れた自由に向かってもがこうとしているようにも見えた。>>94>>170]

常盤

研究者サン、１人は欲しーん、ッス。
蓬莱サンの為にも……もしかしたら、存在し続ける皆サンの身体を作る切欠を探せるかもしれねーって、意味でも。
……暇なら落とした夢でも探せばいー、ッスよ。

この先どう動くにしても、ハッカーサンの力もすげー借りてー、ッス。偽装とか、やっぱ一番得意なヒトに任せたい、ッスし。……それに何より、傍で見て貰うのが、一番オレ達の事を教えられると思う、ッス。

どー、ッスか？

[手を差し伸べる。触れるか否かは問題ではない。ただ、彼女たちに向けての契約の形。この手を取るなら、自分も彼女たちを守ろう、と。]

常盤

[才能は失われるのが勿体ない>>143と彼は言ったが、その勿体ない物に自身の命はまるで含まれていないようだ。
何かを惜しみはしても、拘泥しない。その在り方は多分どこか自分に似ていて]

さぐもろー。

[背を叩く真似をして激励を送り>>144、離れていく彼の背にも声をかける>>212>>213]

……そっちに行っても、たまには遊びに逃亡でもする、ッスよ。
二度と顔合わせねー、ってのも寂しい話、ッスし。

[その選択は止める物ではない。迷い託そうとした彼女と違い、彼には最初から『それ』しかなく、『それ』だけが彼の人生だった。
別れ事態を寂しいとも、悲しいとも思わない。どこかでこうなると分かってもいた。だけど、『また会って遊びたい』程度の思いはあることも事実で、それを放って捨ててしまえばその願いは二度と叶わないだろう]

常盤

>>226
蓮花サンはしぶとく百年くらい存在し続けてくれそー、ッスよね。
[その時この場所はどうなっているだろうか。世界はどうなっているだろうか。この研究所は朽ちて、草花に埋もれているだろうか。
例えば彼女の名のように]

定期報告、は自分の性格的に無理そー、ッスが。送る、ッスよ。
煌サンと凛々華サンの本体、お任せする、ッス。

[最後まで、自身の信じる偽善を貫く姿は、とても美しく見えた]

常盤

>>244
……そー、ッスか。

[その言葉に怯えはなく。ただ決めるべき事を決めたという心地良さだけが伝わってきていた。猶予など必要ないと言い切った清々しさに笑って返す]

振られたのはザンネン、ッスけど。
消えるまではてんさいびしょーじょさん共々、メールは送るんで。
困った時の知恵袋、よろしく、ッス。

[理由を見つけられたのなら、それはきっとただ漫然と生きるよりも余程良い事なのだろう]

常盤

>>245
『処分』されねーように動くのは得意じゃねーん、ッスか？
[実際に研究所に居た彼とは出会っていてもすれ違っていた程度だろう。だけれど、自然距離感を測り議論を繋げようとしていた彼は、いわゆる世渡り上手である事くらいは分かる。他人の懐に入り込む、鼠のような]

ちゃんと匿えるよう、逃げるん、ッスよ。
そしたら、守る、ッス。
……ねっ。さぐもろー？

[あの時感じた印象そのままに、揶揄する様にわざと最後もあだ名で呼んで。ほんの少しだけ生き生きとしているような彼を見送る]

常盤

[感触はあるはずもない。立体映像でしかないのだ。
……だから、何が起きたか理解するのに時間が掛かった。
すり抜けでもするかと思ったのだ。だがそうはならなくて。
ゆるりと離れていく姿を正面から見下ろしてようやく気付く。]

……………………。

[残像のように残る燐光は、触れれば呆気なく溶けて消える。眼前の彼女の顔を見ようとしているのに視線は定まらず]

あの。え、と。

[──初めて自らの身に降り注いだ色恋沙汰が自分が殺した人からのキスなどと、この世に経験した人間が存在するか？いや、しない。故にこの動揺の止め方など世界の誰も知りはしない]

常盤

[情けない、全く格好もつかない。甘酸っぱさなど欠片もない、冷えて無色の口付けの真似事。混乱した精神を押さえ付け、深呼吸を二度繰り返す。──その想いは]

……そー、ッスね。
煌サンを殺したことを、自分は──忘れねー、ッス。

[きっとこの関係も始まる前に終わったものだ。彼女が消えることを選ぶというなら、最早本当に『有り得た未来』の話でしかなくて、ならばかける言葉は]

……さよなら。

[掴まれなかったその手を小さく振って、見送った]

常盤

>>273>>274>>275
[そして彼へと向き直る。実に『らしい』答えだった。……行く先も決まらず、宛もなく。自分達は肉体があるゆえに苦難も多いけれど]

常盤

勿論、ッスよ。相棒。

常盤

Laboratory of werewolf