241 ちまみ練習企画村【女学院編】
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深窓の君 香
おはようございます。すみません、遅くなりまして…。
状況は理解しております。
[昨日よりも悪い顔色で、様子で議論場へと入ってきた]
ダメです、今日文月お姉さまとさみだれさんに手を掛けてしまうのは。
占い師が複数出てしまったらどうするのですか？
このままお二人を退場させてしまったら、わたくしたちは確定的な情報を得られぬまま、踊らされ続けてしまいます。
どうか御再考を…
深窓の君 香は、 用心棒 ジロ を能力（守る）の対象に選びました。
深窓の君 香
処刑、ではなく、見学者として参加させられている方のところへ送る、ではダメなのですか。
こんな状況に身を置けば、精神までもがじわじわと殺されていくでしょう。おまけに、他の方の命を背負い続けるのです。それはとても、重いことです。
だから、怪しんでいるのではなくて、重荷を下ろさせる、という意味で投票するのもよいのでは、と思います。
犠牲にはさせません、勝つのですから。
誰も殺しません、必ず勝つのですから。
…そう、前向きに考えるのはダメですか。
深窓の君 香
[ため息を、ひとつ。予想はしていた。しかし実際に直面してしまうと疲れた頭は止まってしまいそうになる。ペンを手に取り、紙に走らせる]
[一日目
ジロ→香 人間
初名→鹿鳴 人間]
ここから、どう広げてゆくか…。
昨日、初名さんは鹿鳴お姉さまを気にしておられた様子。
占い先としては不自然ではありませんね。
ひさめさんについては、一旦置いておいても問題ないと判断されたのでしょうか。
深窓の君 香
[つつ、文字を指先でなぞる。占い師、という文字がにくらしく見えてきてしまう]
…占い師のお二人について。わたくしの印象を、述べさせていただきます。
初名さんは、妥当。占い師として、きちりとしておられるでしょう。
ジロ様は、わたくしに能力を使うことが疑問であり、同時に狼らしさが感じられません。
わたくしを気遣い、話を聞いていけば見れそうだと、理解しようとしてくれました。明らかに言動が不一致、偽るべき立場の方が、こんなにあからさまな矛盾を見せるでしょうか。
[ちらと、用心棒に目を向ける。苦しそうに、掠れたか細い声が喉の奥から飛び出した]
――わたしはあなたのことを、疑いたくは無いのに…
[気持ちが形を成して溢れ落ちてしまう前に、瞳を閉じた]
深窓の君 香
…わたくしの、占い希望先は。
清水先生と、名取お姉さまを。
疑ってはおりません。しかし、確たる安心が欲しいのです。
[閉じていた目を開き、思い出すように上を向く。シミひとつないきれいで、しかし忌々しい天井があるだけたが]
名取お姉さまは、凛々しくて、わたくしたち後輩のことを、学院のことを本当によく考えてくださっていました。
清水先生は、毎日のように手間を掛けさせてしまうわたくしのことを疎わず、いつでも笑顔で迎えてくれました。
……お二人に、疑いの目を向けることが。わたくしにはどうしても出来ないのです。
深窓の君 香
…考え方の、違いですね。
名取お姉さまは『そこに確実に敵がいるのだから早く排除すべき』
玉姫お姉さまは『使える能力から情報を得て判断すべき』
どちらも、理解できます。ぶつかり合うのも当然でしょう。
ですが、どうかお願い申し上げます。
あまり過激には、なさらないでください。
後輩たちも、おりますゆえ…。
[そう言うと堪えるように、きゅ、と震える唇を噛んだ]
深窓の君 香
お願い、お願いですから。
皆様、落ち着いて…
[火が付いたように、昨日よりも激しく、苦しそうに、咳が出る。止めようとしても止められない。ひゅうひゅうとすきま風のような音が鳴る。それでも、言葉は止めてはいけない]
…きっと、みなさま、お疲れなんです。疑心暗鬼、が、極まって。
だから、こそ、よく見て。
納得出来ずとも、考えを理解することは、大事です。
不理解で疑っては、ダメ。人間だから、思考の違いはあるものなのです。
[脂汗が浮かぶ白い顔で、朗らかな笑顔を作って見せた]
深窓の君 香
[優しい手に支えられて、呼吸と気持ちを落ち着ける。これは、はっきりと言わなけばならないことだ。文月を見つめ、口を開く]
お姉さまのお考えは、変えられぬのですね。
では、えぇ。ええ、その通りに。
深窓の君 香は、 宵星の君 文月 を投票先に選びました。
深窓の君 香
補完占いについては、わたくしも考えはありましたので異論無く。
けれど懸念はございます。
もし、万が一、わたくしも鹿鳴お姉さまも、斑になってしまったら？
わたくしには誰が偽物か、狼かが見えるようになります。
けれど、他の皆様は、どうなさるのでしょうか。
そちらについて、考えがございましたらお聞かせください。
深窓の君 香
有り難う御座います、オオトリさん。
あなたのその理解しようとしてくれる姿勢がとても好ましい。
…どうか、あなたはそのままでいてくださいね。
[いつでも気遣ってくれる心優しい後輩>>176の言葉に笑みが零れる]
有り難う御座います。…真偽はわからぬ、と言ってしまったのに。
わたくしも、偽りを塗られたのなら、全力で貴方の事を守ります。
[頼もしい言葉>>177に、不安では無い別の感情が胸を締め付けてくる。だがそれは嫌な物では決してなかった。こそり、彼にだけ聞こえるような声音で]
…ジロさん、わたしね。紅葉は、硝子を隔てて眺めることしか出来なかったんです。
どこか綺麗な場所があるのなら、連れて行って欲しいな。
[子供のような無邪気な笑み。お嬢様を取り払った、ただの一人の少女としての姿。それを彼に見せた後、すぐに立ち振る舞いを戻して]
…それでは、おやすみなさいませ。
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