私の胸に宿った乳上。乳気状になったヒトの魂は、吐息に似た儚い存在だと書物には書かれていた。金属製のニップレスで保護してみたものの……この時間がいつまで続くかはわからない。乳輪を更に安定させることができれば、乳上に効率的に乳気を注ぐことができるかもしれない。さながら乳気を注ぐ女のように。乳上の姿を取り戻すためにも、私は鍛錬をし……やがて立派な力士とならねばならない。