茜>>449エッ…。俺ね、ずっとずっと無意識だった。けど、茜を見ているとふと理解できるような気持ちになるときがあって。気になるんだ…、茜のこと好きなんだ……。次は、絶対守るから…。[もっと、もっと伝えるべき言葉はあると思ったが、考えるよりも、体の方が自然と動き、茜を抱きしめた。][炎天下に響くのは、セミのせわしない鳴き声と、俺の邪魔な心音のみだった。]