【眠】 居眠り フェネ

音自由人じゃなかった..？！
めっちゃ恥ずかしいんですけど！！！！！

【音】 軽音部 ルース

先輩、ライラ

「ぇ、あ……１級上なら早く言えって。いや、言ってくださいよ……」

ライラ、いや、ライラ先輩、と赤くなったり青くなったりする俺に、ライラはいつもの顔でふにゃりと笑う。

さんざ、ライラライラと呼び捨てにして、顎で使うような真似までしたのに、もう慣れちゃったしこのままが良いなと、先輩はこてりと首を傾けたのだった。

────それは丁度、１年前の八百万祭での事。


　＊　＊　＊


軽音部の１年生組、初めての八百万祭。

せっかくだから揃いのＴシャツくらい作りたかったけど、金が無ければ技術もない。知恵も無い。

【音】 軽音部 ルース

俺、今日のために何度も何度も練習したんだよね。
思った以上の拍手の中、今日はありがとう！とリーダーのボーカルらがステージを降りていく去り際、俺はピックをひょいと投げ、そいつはめでたくライラの胸の前に落ちて行った。


　＊　＊　＊


「お、ライラも実行委員なんだ？よろしくな！」

軽音部男子と手芸部女子の学年違いなんて早々接点があるわけじゃない。

校内で会えば軽く挨拶するくらいの時が過ぎ、なんでお前ライラ先輩にはタメ語なのという同級生の言葉には「ちょっとねー」と意味ありげな笑みで返した１年間。

────そして俺達は再会する。
八十神祭実行委員第１回の委員会で。*

【音】 軽音部 ルース

オルネアせんせ

「……………………げ」

それは数ヶ月前の事。

高等部校舎裏手の中庭からこっそり部室に戻ろうとしたら、渡り廊下で教師に出くわした。

こっちの風体は制服土だらけ髪はぐしゃぐしゃ、殴られた勢いで爪が擦れて頬に赤い切り傷というオマケつき。どっから見ても"乱闘の事後"そのものだ。

　　やべー。

　　良くて反省文、下手すりゃ停学、
　　いや最悪、部活動停止？

なんてことない、"音楽性の相違"ってやつの盛り上がり。
ちょっとヒートアップして、先輩と罵り合いからの殴り合いになっちまって。

リベラルな校風とはいえ、暴力沙汰や飲酒喫煙なんかにはきっちり厳しい学園だ。
だから誰にも見られないうちにとっとと移動する算段だった……んだけど。

【見】 俳句・川柳同好会 クルス

7d

イザヤ>>7:-19　ウィンガーTKB・レビオーサ！！！　10
エレウス>>7:-33　グランドニプル！！　48
オルネア>>7:-73>>7:-74　プルルルル………プルルルル………プルルルル…………(鳴り響くコール音)(誰も出れない)　72
クルス>>7:-83　夏草や　力士（つはもの）どもが　夢の跡　82
ガリラヤ>>7:-94　令和の触れ倒し　24

7d　クルス　勝ち星１（合計勝ち星3）

【音】 軽音部 ルース

「…………なんか」

俺はどんな顔でその返事をしたんだろう。

「なんか、"先に言われちまった"って気がする」

ぼそりと返すと、イエスでもノーでもないその返事にライラは不思議そうに幾度か瞬いてたけど、俺は俺で、ああそういうことかと、今まで脳の端にチラついてた噛み合わない和音が全てぴしりと整った風に感じてた。

なんで、ライラの声は耳にすんなり届くんだろう、とか。
なんで、全生徒が集まる体育館で他学年のライラを毎度すぐに見つけることができるんだろう、とか。
なんで、去年も今年も、ステージから俺が投げるピックは過たずライラのところに飛んでくんだろう、とか。

ライラが俺を見てただけじゃない。
俺もきっと、ライラをずっと見てたんだ。

【文】 文藝部 ブラッド

彼方で爆音が轟いた>>506
茸状の乳気雲が夕闇色の空に浮かび、そして霧散していった。
TKB相撲を愛し、闇に溺れ、そして己の道（プライド）を貫き通した男の末期だった。

神が人を創ったとき、人の胸部にTKBを備えたのは何か思惑があってのことか、はたまたただの戯れか。
TKBとは蕾である。蕾とは可能性である。可能性とは未来である。
人は皆、その胸に未来を抱えている。
光の未来もあれば、闇の未来もある。

人の子らよ、よく聞け。
TKB無き人はおらぬ。TKBは常に人と共に在る。
TKBは時に人の子らを惑わすが、しかしTKBは人の子を未来へ飛躍させる器官（source of power）である。
TKBを愛し敬い、共に在れ。TKBを畏れ、しかし畏れるな。
善き友として、TKBと共に在れ、人の子らよーー。

【英】 英語教諭 エズレル

>>561 オルネア
いいえ！まさか！
こんな顔ですがからかってなどいません！
私はいつだって(84パーセント)本気です。

特校との戦いの日々で気がついた…
信じることの大切さ
信じられる人の尊さ…
先生がいてくれたから私は立ち上がれた…
そう、オルネア先生は私の生きる意味だった

それに先生も私の事を(なんだかんだずっとめっちゃ疑ってたけど最終的には)信じてくれた…

身を呈して生徒達を守る先生を今度は私が守りたい。
先生があの赤毛の軽音に心惹かれている事は…
知っています。
だから、
だから、少しでいい。
私と共に生きる事を検討していただけませんか。
(よかったシール並べながら)