湯煙の向こうに トップページ / キャラクター紹介 / 導入 / 進行 / おまけ

PC1:旅館の女将

一ノ瀬 美晴(いちのせみはる)

36歳、女性。旅館一ノ瀬を切り盛りする女将。
おっとりとした和服美人。
年よりもずっと若く見えると評判。彼女目当ての常連客も多いという。

・一ノ瀬美晴の秘密

貴女には、若い頃に産んだ子供がいる。
若気の至りとでも言うべきか、妻の居る男性の子を身籠もってしまったのだ。
そう、強引に迫ってきた六平村長の誘いを断れず、彼と子を成してしまった。

六平夫妻は子宝に恵まれず、貴女が産んだ子供は六平村長に引き取られた。
当時はまだ貴女の母でもある先代の女将が宿を切り盛りしていて、妊娠期間中は人前に出ることなく過ごすことができた。
出産に立ち会った老医師も今は亡く、貴女の過去を知る者はほとんど居ない。
当時は妻帯者であった六平にも、このことは口止めをされている。
だからと言って、自分が産んだ子供が成長していく様を見て、何も思わないはずがない。

そう。PC6:六平一真は、貴女が腹を痛めて産んだ子供なのだ。

・他キャラクターの印象

◆二岡しのぶ
よく働いてくれている仲居。
頼りにしている。
近々退職の予定なので、少し寂しい。

◆三田敏臣
真面目な板前さん。
頼りにしている。
口数こそ少ないが、いつも自分のため、そして宿のために頑張ってくれている。

◆四方陽樹
初めてやってきたお客さん。
真面目そうな人。

◆五十嵐守
よく宿を利用してくれるお客さん。
常連客であり、お得意様。

◆六平一真
最愛の息子。
自分が実の母であることは彼は知らないけど、大事に思っている。

◆六平平三郎
彼とのことは、過去の過ちと思っている。
今ではもう旅館の女将と村長として、ごく普通の付き合いを行っている。
会合などでよく旅館も使ってくれている。

・一ノ瀬美晴の持つ情報

  1. 仲居の二岡は、近々結婚により仕事を辞める予定である
  2. 村長は私生活ではとてもだらしなく、特に女性関係と時間にルーズ
  3. 仲居の二岡は毎日入浴時間が終わると、浴場と脱衣所の点検に向かう
  4. 1時20分頃、息子の六平が浴場から慌てた様子で走り去っていくのを目撃した
  5. 1時30分頃、貴女は息子の様子を気にしながらも、板前の三田と共に厨房で料理の仕込みをした。その後部屋に戻る
  6. 2時25分頃、館内の見回りをしようと、部屋を出る
  7. 2時30分頃、男性露天風呂で六平村長が死んでいるのを発見
  8. 村長はうつ伏せで倒れ、近くには凶器と思われる大理石の灰皿があった
  9. 息子の様子を思い出し、息子が殺してしまったのだろうかと暫し動揺。
    悩んだ末に、息子を庇うために村長を仰向けに寝かせることにした
  10. 2時45分頃、凶器の灰皿を持って露天風呂を出た(※1)
    その後、灰皿を駐車場に埋め、予備の灰皿を男子脱衣所に戻した
  11. 夜間、貴女が部屋に居る間は、誰もフロントや事務室には来なかったし、玄関から出入りする様子もなかった。

補足情報
※1:灰皿は男子脱衣所に置いてあったものだ。
貴女は灰皿についているだろう指紋を拭き取り、さらに灰皿は駐車場の一角に埋めておいた。
事務室に予備の灰皿があったので、それを男子脱衣所に置いておいた。

[その他]
①旅館の経営は決して楽ではない。むしろ、厳しいと言える。
不景気だったり、物価が高騰する中でも、食材を吟味して良い料理を提供しようとしているためだ。
料理の質は落としたくはない。
そして、長年贔屓にしてくれているお客様のためにも、値上げもあまりしたくはない。
女将という立場も、なかなか大変である。

②たまに入浴時間を過ぎてからも、浴場を利用する客もいるようだ。
うるさく言って煙たがられたり、客足が遠退くよりは、貴女は「仕方ないわね」と静観するスタンスを取っている。

③村長を最後に見かけたのは、昨夜の会合後だ。
会合が終わる時間にあわせてタクシーを手配し、貴女は会合相手がタクシーに乗って宿を出るのを村長と共に見送った。
その後村長は部屋に向かったようだった。貴女もすぐに仕事に戻った。

・一ノ瀬美晴の目的

たとえ自分が母親であると明かせなくても、六平一真は貴女にとって大事な子供だ。
息子が殺人を犯してしまったのだとしても、息子が逮捕されるような事態にはなって欲しくない。
貴女の目的は、息子を庇うことだ。
息子が容疑者として連れて行かれないことが、まず一つの目的。
息子を守る為ならば、無実の者が罪に問われようとも、自分が疑われようとも構わない。

だが、本当に息子が犯人なのか。
もしそうでないならば、息子の無実を証明するためにも、本当の犯人を見つけ出したい。
もう一つの目的は、事件の真相を解き明かすことだ。

・行動指針

貴女は殺人現場に手を入れて、凶器と思われる灰皿を隠滅した。
息子に疑いを向けないためである。
息子に疑いが向かない状態であれば、貴女が行った証拠隠滅に関しても、公開することに対してそれほどの負い目は感じない。
何より、息子を守ることが第一だ。

自らの過去、六平一真との関係は、これまでは六平夫婦のことを思って秘密にしていた。
六平夫妻亡き今、その事実を公表するかどうか、誰かに打ち明けるかは、貴女の選択次第だ。

・一ノ瀬美晴の立ち回りについて

ナチュラルに現場を荒らしている、人狼ゲームで言うならば狂人ポジションです。
貴女の発言、情報の出し方によって、全体の推理は大きく異なってくることでしょう。

貴女だけが持つ情報もあり、事件の中核に大きく絡むキャラです。
ロールプレイもあわせ、存分に楽しんでください。

事前に読み込む部分は、ここまでです。
まだシナリオ読み込みタイムが残っているなら、ロールプレイや行動方針、情報の出し方・隠し方について、考えておくことを推奨します。

・一ノ瀬美晴エンディング

もし貴女が容疑者として指名された場合は、以下の内容を元にロールプレイを展開していってください。

この項目は貴女が容疑者とされた場合に開いてください。

湯煙の向こうに トップページ / キャラクター紹介 / 導入 / 進行 / おまけ

背景素材 :背景専門店みにくる様
シルエット:びたちー素材館様

▼Navigation